従前は、ボイラー廻りのバルブやフランジといった配管等に係る規格部品を対象にしてきましたが、熱を発生させるあらゆる装置に可能性を求め、縫製品というメリットを活かして様々な現場で応用・・・
たとえば乾燥炉、脱臭装置、電気炉、コンプレッサー、エキゾーストパイプ、押 出機等・・様々な装置に弊社製品を製作・装着してきました。

その応用例の一つが 乾燥炉への装着 です。

ラギングカバー装着によるメリット

  1. 省エネ効果
  2. 装置の保全
  3. 作業員の怪我防止
  4. 作業現場の環境改善
  5. 修理メンテナンス時の作業効率の向上
  6. 様々な形状に対応可能

※ラギングカバーとは??

ラギングカバーは断熱効果の高いホワイトグラスウールを不燃性のガラスシリコンクロスで覆った脱着可 能な断熱カバーです。装着したい部分を採寸し、オーダーメイドにて縫製、製作いたします。
当製品を装着・断熱することで今まで無駄にしてきたエネルギーを節約します。
また、当製品はホワイト グラスウールの入った縫製品ですので衝突の衝撃も吸収します。また、熱を放散させないので、気温の上昇 させることを抑えることができます。

取り付け方法は耐熱のマジックテープ、紐、ベルトで装着しますので 専門の業者でなくても脱着することできます。

乾燥炉への装着

以下、乾燥炉本体への、ラギングカバー装着前と装着後の画像です。

「装着前」
「装着後」

画像をご覧になってお判りのとおり、乾燥炉の形状に合わせ製作、装着しています。 複数のカバーを結合させて装置全体を覆っていますので、修理やメンテナンス等で脱着する際、 該当部分のみ取り外すことでカバー脱着のデメリットを最小限に抑えています。

耐火煉瓦の耐用年数は?

耐火煉瓦の耐用年数は一概には申せません。耐火煉瓦は経年とおりに劣化するものではありま せん。劣化のポイントは寒暖の差が激しいか(火を付けたり消したり)、被焼成物や燃焼ガス等 による発生ガスの侵食度合い、物理的な負荷等に依ります。

乾燥炉の現状

弊社、様々な現場にて乾燥炉の現状を確認しておりますが、ほとんど現場にて長年に渡り乾燥 炉を継続使用しております。乾燥炉のメンテナンスは定期的に行われておりますが、耐火レンガ のメンテナンスはほとんどされていないのが現状です。
長年使用された耐火レンガは徐々に劣化して行き、ヒビが入ったりして炉内部の熱が外部に漏れだす原因となります。

しかしながら、乾燥炉を新しくすることは、かなりの設備投資。壊れて使用できなくなっている 訳ではありませんので、そのまま使用している企業様がほとんどです。
ただ電気代が少しずつ高くなっているだけ・・・工場の整理で使用しなくなった、長年使用してきた乾燥炉も他の工場に移送してまた使用するなんてことも日常です。
だってまだ使えますから。 ただ電気代が余分にかかるだけですが・・・

様々な乾燥炉等

「自動車関連 ㈱Y製作所 テンパー炉 及び ダクト 表面温度 80℃」

「機能材料関連 N電気㈱ 乾燥炉 表面温度 60℃」

「金属材料関連 Y㈱ 光輝焼鈍炉 炉内温度 900℃」

「自動車関連 H自動車㈱ 乾燥炉 表面 80℃」

省エネメリット計算書

以下、乾燥炉にラギングカバーを装着した際の「省エネメリット計算書」です。 名前は公開できませんが、実際に納入先にお渡ししたものです。諸条件を頂ければ、弊社にて 省エネメリット計算いたします。

下記、納入先においては、年間 3,196,926 円の電気代の節約 (省エネメリット)が期待され ました。省エネメリット以外にも、装置の保全、作業員の怪我防止、作業現場の環境改善に期待 できます。

 

 

ご質問等ございましたら、いつでもご連絡くださいませ。
その他詳細についてご説明させていただきます。